刀 決雲軒古沢氏義正作(土佐) 明治二年五月吉日 |
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注文する/Order | 特徴:決雲軒古沢氏義正は土佐勤王派志士。本名、古沢義正。通称、八左衛門。号、南洋。父、土佐藩家老深尾氏の家臣井原源三郎。古澤与一左衛門の養子。高知出身。年少で江戸に出て、平山行蔵の子平山栄三郎に師事し文武を修め、帰国して佐川の名教館教授となり、多くの門下生を指導する。文久元年(1861)武市瑞山(半平太:1829-1865)が勤王党を結成すると一族でこれに参加。門弟と共に国事に奔走する。文久3年(1863)息子古澤圭一郎・古澤迂郎兄弟・井原応輔(1843-1865)・浜田辰弥(田中光顕)・橋本鉄緒(大橋慎三)・那須盛馬(片岡利和)を上京させ、翌元治元年(1864)浜田・橋本・那須らが脱藩するに当たり下獄。維新後許され東京に移る。子に岩神圭一郎(長男)。古澤滋(迂郎)(次男)がいる。正五位。67歳没。師は南海太郎朝尊で朝尊が安政五年に土佐へ帰郷した際に作刀を学んだ。 |